今年の旅行は中国蘭州の線刻作家訪問と上海の中国愛瓢倶楽部への訪問が主な目的でした。
線刻作家である家蓉さんの自宅工房を訪れた折りには、彼女自ら瓢箪の表面に特殊な工具で作業工程を披露して頂き、その微細さに一同感心致しました。その夜はホテルに彼女とお弟子さん達を招待し、夜遅くまで瓢箪の話題で盛り上がったものです。
一方の中国愛瓢倶楽部との交流は数年来の懸案事項でしたが、諸事情により実現できずにいました。今回初めて交流の機会を持つことが出来た訳ですが、上海金山区の栽培地を訪れてみると、大勢の中国会員が出迎えて下さいました。しかも地元テレビ局までが取材のため我々を待ちかまえておりました。訪問団の自己紹介と作品交換を終え、農場を案内して頂きましたが、瓢箪は片隅でひっそりと栽培されているばかりで、あらためて日本の栽培技術の高さを知った次第です。許立言中国愛瓢倶楽部会長は、近日中に長浜の「太閤ひょうたん」を訪れ作品を鑑賞したいとの申し出があり、再会を約束致しました。
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