−その2−
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アンダマンホテルのテラスには、我々のためのテーブルが設けられており、いくつかのかわいいキャンドルが灯されています。我々4名にイノさんの友達ミイちゃんと、エルちゃん・ビイちゃんの7名による大宴会が始まりました。イワちゃんは、はるばる日本より日本酒の1升パックを持ち込み、皆のグラスになみなみと注ぎ大はしゃぎこの上ないことでした。私ももともと酒飲みの部類に入るのですが、寄る年波??には勝てず、料理もそこそこにダウンしてしまいました。 |
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4.初体験トローリング! さて何が釣れるやら |
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↓船上でのユッ君。 |
3日目は、いよいよ今回の旅行の目的の1つであるトローリングを楽しむため、品川さんよりプラサート・セリ社に参加を申し込んでいました。当日の参加者は我々3名と、香港のカップルに陽気なアメリカ人の合計6名での出発となりました。船長は大柄な体格のボブという人物で、島の南東にあるチャロン桟橋に係留してあるセリ3号に乗船しました。
湾内のためしばらくはナギ状態でしたが、プロムサップ岬を過ぎたあたりから少しうねりが出てきました。ボブ船長は、中央に短め1本、右舷に長い1本のロッドをセットしそれぞれにルアーをつけ流し始めました。ボブは獲物がかかれば取り込む順番をきめるため、特製のクジを用意して引かせんですが、1番はアメリカ人で、私はというと3番でした。 |
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10分も流したころ、ボブは大声で「No1! No1!」と叫び船を止めさせ、アメリカ人をイスに座らせましたが、彼は鼻歌まじりにリールを悠然と巻き始めました。ロッドのしなりを見ていると何か掛かっているらしく、しばらくすると紺碧の水面が時々光り、やがて40cmくらいの魚影が見えたのです。ボブは「TUNA、TUNA」とカツオであることを告げ、「Good Luck」と言って彼の肩をポンとたたいていました。 |
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いよいよ私の番となりわくわくして待っていると、ボブが「No3!」と叫びました。私の番が来た!、素早くイスにすわり腰ベルトをしめリールを巻きかけると、ボブが「Slowly, Slowly」と耳打ちしてくれました。以外とリールを巻くのに力がいるので、教えるられたようにゆっくりリールを動かしていると、やがて魚影が見え網で掬ってもらいますと、やはりカツオであり、前の2人に比べると一回り大型でした。(つづく) |
↓お世話になった船長のボブ。 |
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