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その24>>国と国とが陸続きで接しているとこんなこともある

 我々日本人は島国に住んでいるためか、国境というと何か大層に考えがちであるが、陸続きの国々では隣の友人を訪ねる位の感覚しかない。タイ・ミャンマー・ラオスが国境を接するゴールデントライアングルと呼ばれ、14〜5年前までは麻薬の生産地として世界的に有名であったところがある。今でも町のはずれでは取り締まりのため、警官や軍隊がライフルを下げ警戒しているが、観光に関しては何の問題もない。展望台から国境を見ると、目の前に同時に3カ国を眺めることができるが、我々は国土の周りを海に囲まれているため不思議な思いがする。中でもタイ側の国境の町メーサイとミャンマーの町タチレクの間には、サイ川という幅10m程の川が横たわっているだけである。この国境を越えるためには、観光客である我々はパスポートが必要であるが、タイとミャンマーの人達は普通の町を歩くように平然と行き来している。本当は身分証明書が要るらしいのだが、それをチェックしている様子はない。5ドルの入国税を払い込んで入国手続きをするのを考えると、生来国境などなく近代になってから作られたものだから、地元に暮らす人々には所詮迷惑な事なのだろう。
 1日何万人もの人達が通過する国境としてよく知られているのが、シンガポールとマレーシアの間にある。太平洋戦争時に日本軍がシンガポールへ侵攻した足がかりにした、マレーシアにジョホールバールという町があるが、今では多くのマレーシア人が毎日国境を越えシンガポールへ通勤している。勿論間には国境があるのでパスポートが必要であるが、毎日スタンプを押すためにすぐにこの入管のスタンプでパスポートが埋め尽くされてしまう。少し前の話であるのでごく最近に変更されたかどうかは知らないが、笑えない話ではある。(安 2006/8)

 

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