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その31>>水かけ祭りとの出会い

 水かけ祭りという言葉を聞かれたことはないだろうか。日本においては田圃の泥を塗り合い無病息災を願う奇祭があるが、これは東南アジアに広く生活するタイ(泰)族の祭りのことである。タイ族はそのほとんどが現在のタイに住んでいるが、中国雲南省のシーサンパンナやラオスなど、悪名高きゴールデントライアングル中心に生活している。ほんの20年ほど前まで、タイ・ミヤンマー・ラオスに囲まれたこの一帯は、アヘンの一大産地で世界中にて恐れられていた地帯である。
 さてこの水かけ祭りは毎年4月14日前後に行われるが、場所により多少違うみたいで1〜2週間のずれがある。タイの気候は11月から3月までが乾期となり、4月から5月が暑期でもっとも暑い。これが過ぎると雨期となり農村では田植えが始まる。またこの時期はタイ歴の正月でもあり、ソンクラーンとも呼ばれる。タイの休日でもあるこのソンクラーンを国をあげて祝うが、東北部の農村地帯イーサン出身の人達は、この時期が来ると一斉に帰省する。日本には雨乞い踊りなど各地に伝わっているが、この水かけ祭りも乾期から雨期に変わる時期に、無事農作業出来るよう雨乞いを祈ったことから始まったといわれる。
  最初に経験したのはアユタヤに観光に出かけた時で、なりふりかまわず水を掛けられるからそのつもりでいるようにと現地ガイド事前に聞された。案の定人々は我々の観光中も追いかけて来ては、バケツの水を浴びせかけた。娘達も白い白粉のようなものを負けずに我々の顔に塗りつける。そして逃げ皆ではやしたてて笑いこげる。だんだんエスカレートすると、頭から足の先まで水と白粉でグチャグチャなってしまう。そのうち娘達からバケツや白粉を取り上げ、彼女等を追いかけたっぷりとお返しをして、我々も子供のように一時を楽しんだ。    (安 2007/3)

 

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