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その33>>カンボジアの現状

 カンボジアの宝と言えばもちろん世界文化遺産であるアンコールワットであるが、この遺跡は現在フランス系の「SOKHA HOTEL」によって管理されている。ここの入場券はカンボジアの物価にしては非常に高く、3日間で40ドルとこの国の平均月収にも匹敵する。観光客は高い入場券でもカンボジアの復興に役立つと思っているだろが、実は1企業の懐に収まる。つまりカンボジア政府はこの宝の山を自ら放棄したことになる。最初この話を聞いたとき戦争により国内が荒廃したため仕方ないと考えていたが、最近また5年間契約を延長したと知り愕然とした。40ドル×100万人でなんと4千万ドル(50億円)にもなる。当然いくばくかの管理料を支払っているだろうが、なんとももったいない話である。ここ数年アンコールワットのインフラはほとんど進んでなく、残念ながら外国資本のホテル建設ラッシュのみ目につく。
 日本人の訪問者数は年間12万人といわれるが、最近韓国からの直行便が乗り入れたためその他のアジア同様韓国人が多数を占め様相が一変した。街のあちこちにハングルのレストランやお土産屋さんが目につくようになってきたが、すべて経営者は韓国人ですべての儲けも持ち帰ってしまうと、現地の人達は嘆いていた。通常外国人ツアーのガイドは現地の人が勤めるが、韓国のツアーは韓国人自ら案内している。訳を聞くと、日本人は現地の人達に自ら教師となって日本語による説明の仕方を教えてくれるが、韓国人は説明の仕方を教えてもらうように請うても断られるそうだ。航空会社・ホテル・レストラン・ガイドなど自前でやれば利益はたくさん得られるだろうが、カンボジアの人達にはゴミ以外何を残してくれるのだろうか。この事はこの国に限らず、東南アジア各地で聞かされる、なんとか考えてほしいものだ。  (安)これは2007年4月に掲載されたものです

 

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